物語シリーズ セカンドシーズン 第閑話 「傾物語 まよいキョンシー 其ノ肆」
2013 / 09 / 08 ( Sun ) 世界とは言わずとも、物語くらいなら、誰にだって傾けられるだろ
まあとりあえず、目の前の女の子のために世界を傾けてみるかと併せて、今回屈指の名言ですね。物語を傾けるから傾物語。
花火をしている暦と忍を取り囲むゾンビたちをライスシャワーで追い払ったのは、大人になった真宵でした。雰囲気は見た目に残っているのですけど、どちらかというと神原と羽川のフュージョンに見えなくもないです。しゃべりはどこか翼っぽいですしね。 彼女は忍野からの手紙を暦に渡します。この世界に暦が来るのを知っていた忍野が凄いですね。彼の話によるともともと暦がいた世界とこちらはやはり別の世界のようですね。そしてキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードは死んでおらず、ゾンビ化した人間もまだ助かる見込みがあるようです。救いがあるのはいいことですね。 真宵は暦がかつて自分を助けてくれた人と同じ存在であるとどこかで感じていたのでしょうね。暦を自宅に誘います。元の世界の真宵が誘ったなら暦は行くのでしょうけど、忍野の手紙を見た後でもありますし、もっと優先すべき女の子がいる状態です。紳士的な対応も当然でしょうし、血の涙を流す必要もありません。 世界と女の子と両方共救う。今どきで格好いいことを言っていますけど、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと戦って勝てる見込みはあまりありません。心渡の複数持ちは見た目は格好いいのですけどね。 ただ解決方法は彼女の打倒ではありませんでした。暦と忍が並んで立っている、その光景を見せるだけで十分だったようです。ほんの少しの違いで、できた、できなかった未来が並び立つシチュエーションというのは面白いですね。 キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードは2人を元の世界へ還すといいます。その代価は暦が彼女の頭を撫でること。忍が撫でる前に目を背けるのがかわいいですね。 そして彼女は滅びました。暦のいない世界から去るのは彼女の願望でもありましたしね。 元の世界に戻ってきてこれで終わったら、傾物語は忍がヒロインすぎるお話でしたが、真宵がようやく登場しました。阿良々木さんすぎる激しくもインパクトのある登場の仕方ですね。 死んだことの不幸よりも、暦と出会えた幸せの方が大きく、大事に思う真宵。ただその一言、ワンシーンだけでこの物語はやはり彼女がヒロインなんだなと思えました。
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生きていてくれて、ありがとうございました。
超絶神回でした!!
演出や音響、さらには声優さんの演技力、
全てが素晴らしかったです!! 気ままに歩く〜Free Life〜【2013/09/08 17:01】
禍福門なし唯人の招く所― wendyの旅路【2013/09/08 19:11】
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“変わらないものなどないというのなら――
運命にも変わってもらうとしよう”
<前回までのあらすじ>
人を探すため、 public-enemy in dangerous house !!【2013/09/08 22:48】
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八九寺が生きているという可能性のルートを世界が滅んでいるルートにしてたまるかよ、あいつが生きているルートは良いルートであって欲しいじゃね 日影補完計画【2013/09/11 10:13】
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